| ver.0.1 | 22.05.1997 | Original Version |
| 0.2 | 28.06.1998 | TeX Install について書き直し |
| 0.3 | 31.09.1998 | Ibycus Greek Macro, TLG-CD-ROM Converter についての記述を追加 |
| 0.4 | 16.02.1999 | 日本語コードに関する記述を追加 |
| 0.5 | 18.03.1999 | ibygrk metafont に関する記述、faq を追加 |
| 18.06.1999 | Emacs-20用に書き直し、HTML化 | |
| 14.10.1999 | TeX パッケージの記述を Ibycus4 用に変更 | |
| 22.02.2000 | 最新版 |
ここに皆様に提供するのは、マルチリンガルエディタ Emacs-20 上で、 ヨーロッパ諸言語、日本語、古典ギリシア語を《混在して》 使用可能にする環境を構築するパッケージです。 この環境においては、 ギリシア語を含む様々な言語の混在テキストの入出力はもちろん、 TeX での印刷、TLG (Thesaurus Linguae Graecae) 形式のテキストの活用なども容易に可能となるので、 ギリシア語で苦労してこられた研究者諸氏の役に立つものと確信しております。
このパッケージを作るきっかけとなったのは、 京都大学に関わる古代・中世哲学の研究者が参加していた Nifty-Serve の Home Party でした。 そこでは、ギリシア語やラテン語の電子テキストのことなど、 コンピュータによる古典語処理の問題があれこれ議論されていたのですが、 ふとしたきっかけで、Mule (Emacs-20 の前身) の存在を知った水落が、 その開発者のひとりである高橋直人氏 (通産省工業技術院、 電子技術総合研究所) とメールのやりとりをするようになり、 電総研に「Mule古典ギリシア語環境構築のためのメーリングリスト」 が開設されました。1996年6月のことです。
このメーリングリストで、Home Party に参加していた幾人かのメンバーと高橋氏との間で様々なやりとりがなされ、 高橋氏が、私たち研究者の要求に応ずる形で 「古典ギリシア語環境」の基礎部分を作ってくださいました。 これが本環境のプロトバージョンとなりました。
その後、鎌田雅年氏 (京都大学) が、Yannis ギリシア語 TeX パッケージ (Emacs-20 では残念ながら現在未対応) のバグフィックスをしてくださったり、 水落が、IbyGreek ギリシア語 TeX パッケージのサポートルーティンや、TLG (Thesaurus Linguae Graecae) 形式データのコンバートプログラムを書いたり して、ほぼ現在の環境ができたわけです。
現在、このプロジェクトでは、 将来に向けて二つの課題を実現して行こうとしています。
いずれにせよ、本パッケージが、古典語に関わる方々に何らかの形でお役に立ち、 コンピュータでギリシア語を扱うための環境が整えられて行くことを願っています。
本パッケージに同梱されている各種ファイル、 必要なファイルの内容と役割について述べます。 まずここを読んで、どのファイルが何をするのかを確認してください。
本パッケージの中心となる部分のインストールについて述べます。 インストールは4つの部分に分かれます。
このインストールが済めば、キーボードからのギリシア語の基本的入力、 ps-print を使っての簡易印刷などができるようになります。 とりあえず、このインストールだけを済ませて、使い始めてみる、 というのもよいでしょう。
古典ギリシア語パッケージをインストールした環境での基本的操作について述べます。 表示されるメニューバーの各項目の意味、 各言語モードへの切り替え、ギリシア語キーボード配列、 各種モードでの入出力、印刷などについて説明しています。 インストール後、まずこの章を読めば、大体の基本的操作が習得できます。
新版 LaTeX2e で使える Ibycus4 ギリシア語パッケージのインストールについての説明です。 Ibycus4 は、使い方が楽で、日本語との相性もよいです。
TeX 関係のファイルはなくても、とりあえず Emacs-20 古典ギリシア語環境は作動しますので、 Emacs-20 古典ギリシア語環境にある程度慣れてから、 別途インストールしてもよいでしょう。
Emacs で作成したギリシア語混じりのマルチリンガル文書を TeX 経由で印刷する手順について述べます。 TeX で作成した文書は、Laser Printer などで打ち出せば、 そのまま書籍の版下にできるほど美しいものです。是非お試しください。
古典ギリシア語環境を構築するために必要なファイルは次のものです。 パッケージには、 TeX 関係のものを除いてすべての必要なファイルを収録してあるので、 とりあえず、パッケージに同梱されているファイルをインストールして、 古典ギリシア語環境に慣れ、それから TeX 関係のインストールを行う、 というのもよいでしょう。
以下のファイルは、本パッケージに同梱されているものです。
| cgreek-conf.el : | 古典ギリシア語環境の基本設定を行ないます |
| cgreek.el : | 古典ギリシア語環境の設定を行ないます |
| cgreek-util.el : | 主に TeX 関係の設定とコンバートを行ないます |
| cgreek-quail.el : | ギリシア語入力関係の設定を行ないます |
| dotemacs.el : | Emacs 起動時に ~/.emacs から呼ばれます |
Ibycus4 パッケージのマクロやフォントは、 本パッケージに同梱してはありません。 ftp://orhan.classics.washington.edu/pub/tex/ibycus4.tar.gz からダウンロードしてください。
なお、Ibycus4 パッケージは、Levy のパッケージを前提しているので、 このパッケージを使用する場合は、Levy のパッケージも用意してください。 TeX CTAN サイトの language/greek/levy などからダウンロードできます。
e.g.
cf. ncftp を使うと、コマンド一発で、 ディレクトリ構造をそのままダウンロードできるので大変便利です。
% cdこれによって ~/cgreek-emacs20 というディレクトリが作られ、 本パッケージ関係のすべてのファイルが格納されます。
% tar xfvz cgreek-emacs20.tar.gz
もし Meadow を使っている場合は、上記の cgreek-emacs20.tar.gz ではなく、代わりに cgreek-meadow.tar.gz を取ってきて Meadow のホームディレクトリで展開して下さい。この場合は ~/cgreek-meadow というディレクトリが作られます。
xset +fp ~/cgreek-emacs20/bdfという一行を追加します。
この後、X Window を再起動するか、 上のxset ...というコマンドを手で打ち込みます。
最後に以下のコマンドを順に試し、 フォントが正しくインストールされたかどうか確認します。
% xfd -fn '*--24-*-MuleCGreek-1'本パッケージでは bdf フォントを画面表示と印刷の両方に用いています。 通常ですと画面表示には bdf でなく pcf フォントを用いるのですが、 最近の計算機は速いしメモリもたくさんあるので bdf フォントのままで使ってもほとんど問題ないでしょう。
% xfd -fn '*--16-*-MuleCGreek-1'
% xfd -fn '*--14-*-MuleCGreek-1'
(load "~/cgreek-emacs20/dotemacs")
Meadow の場合は
(load "~/cgreek-meadow/dotemacs")となります。
% cd ~/cgreek-emacs20/tlgこれで、TLG 形式のファイルを Emacs の内部形式へと変換するプログラム tlg2emacs が ~/cgreek-emacs20/tlg の下に作成されます。 Emacs は TLG 形式のファイルを読み込む際、 このプログラムを自動的に呼び出して利用します。
% make
(setq ps-printer-name "ps")(ただし "ps" の部分は使用可能な PS プリンタ名) のようにやって PS プリンタ名を指定して下さい。
~/.emacs に
(load "~/cgreek-emacs20/dotemacs")という1行を追加して Emacs を起動すると、ウィンドウ上部のメニューバーの右の方に、 "CGreek" のメニューが新たに追加されます。 このメニューが表示されていれば、 古典ギリシア語パッケージが正しくインストールされたことになります。
以下、各メニューの働きの概要を示します。
英語はもちろん Latin Mode で入力できますが、 アクセントを付ける機能がわずらわしく感じるときは C-\と打つことで通常の ASCII 入力に戻ることができます。
キーボードの配列は、次の原則によっています。
alpha ==> A/a beta ==> B/b gamma ==> G/g zeta ==> Z/z phi ==> F/f xi ==> X/x chi ==> C/c etc.
theta ==> Q/q omega ==> W/w etc.
breathing accent non shift smooth acute shift rough grave
キーボード配列についての詳細は、 付録-3. 古典ギリシア語キーボート配列について を参照してください。
これら「特殊フォーマット」のファイルの入出力は、 メニューバー CGreek 中のサブメニュー Open File および Save Buffer にまとめられています。
以下、これらの各入出力について、サブメニューの順序に従い述べます。
ギリシア語文字セットとラテン文字セットで同じ形のものが多いので (e.g. ラテン文字の 'A' とギリシア大文字の ALPHA, ラテン文字のセミコロンとギリシア文字の疑問符 etc.)、 両者を区別するために用います。
ハイライト表示色などはカスタマイズ可能。 付録-1. カスタマイズ -- ハイライト関連 の項を参照してください。
変数 ps-printer-name が正しく設定されていれば、 このボタンをクリックするだけで、いとも簡単に印刷ができます。 アンダーライン等も再現されます。 カラープリンタを使っている場合は、文字の色も再現されます。
デフォルトの cgreek24.bdf を使った場合、 ギリシア文字だけ印刷が荒くなりますが、 36x72 dots 程度の bdf フォントが用意できれば、 極めて良質の印刷も可能です。
設定については、
付録-1.カスタマイズ -- ps-print時のギリシア語フォントの変更
を参照してください。
Ibycus4 パッケージは、LaTeX2e 以降で作動します。 まずは、LaTeX2eがインストールされていることを確認してください。 また、xdvi, dvi2ps 等についても、 これらがインストールされていない場合は、 これらをまずインストールしておいてください。
インストールは root になって行なわないと、"permissin denied" が出て、 ファイルを書き込めないことがあります。
% cp ibycus4.tar.gz ~/tmp新たに Ibycus4 というディレクトリが作られ、 その下にパッケージが展開されます。
% cd ~/tmp
% tar xzvf ibycus4.tar.gz
% su
Passwd:
# cd ibycus4/reloc
# cp -r tex/generic $TEXMF/tex/generic
# cp -r fonts/tfm/public/ibycus4 $TEXMF/fonts/tfm/public
# cp -r fonts/source/public/ibycus4 $TEXMF/fonts/source/public
# cd $TEXMF/tex/generic/ibycus4
# ln -s $TEXMF/fonts/source/public/ibycus4/ibycus4.map ibycus4.map
% cp -r levy ~/tmp
% cd ~/tmp
% su
Passwd:
# cp -r levy $TEXMF/fonts/source/generic
[ $TEXMF/tex/generic/ibycus4/ ] Uibycus4.fd iby4text.tex ibycus4.map@ ibycus4.tex tlgsqq.tex iby4extr.tex ibycus4.ltx ibycus4.sty setiby4.tex version4.texibycus4.map が、 $TEXMF/fonts/source/public/ibycus4/ibycus4.map のリンクとなっていることを確認してください。
[ $TEXMF/fonts/tfm/public/ibycus4/ ] fibb84.tfm fibb849.tfm fibo848.tfm fibr84.tfm fibr849.tfm fibb848.tfm fibo84.tfm fibo849.tfm fibr848.tfm
[ $TEXMF/fonts/source/public/levy/ ] 00Description grbase.mf grtt10.mf q.mf 00readme.txt grbld10.mf h.mf r.mf a.mf grbld8.mf i.mf s.mf b.mf grbld9.mf j.mf slgreek.sty d.mf greek.mf k.mf t.mf digits.mf greekhist.tex l.mf testfont digits.mf-old greekmacros.tex lig.mf todo.txt e.mf greekuse.tex lower.mf u.mf f.mf grinstall.tex m.mf upper.mf g.mf grpunct.mf makeall w.mf g.mf-old grreg10.mf makefont x.mf gen_acc.mf grreg8.mf n.mf y.mf gen_sigma.mf grreg9.mf o.mf z.mf graccent.mf grtestfont.tex p.mf
[ $TEXMF/fonts/source/public/ibycus4/ ] abary4.mf fibb848.mf fibr84.mf ibyacc4.mf ibypnct4.mf ubary4.mf cigma4.mf fibb849.mf fibr848.mf ibycus4.map ibyupr4.mf version4.mf digamma4.mf fibo84.mf fibr849.mf ibycus4.mf koppa4.mf wbary4.mf ebary4.mf fibo848.mf hbary4.mf ibylig4.mf obary4.mf fibb84.mf fibo849.mf ibary4.mf ibylwr4.mf sampi4.mf
# MakTeXls-R ............... 旧版の場合# mktexlsr ................. 新版の場合
% cd ~/tmp/ibycus4/reloc/tex/genericdvi2ps などで *.ps にコンバートして、詩が現れれば、 インストールは成功です。
% platex ibycus.ltx
次項で説明する仕方で Emacs 文書を自動変換する場合には、 本項での説明を覚える必要はありません。
Ibycus4 マクロを使ってギリシア語文書を作成するためには、TeX ソースに
\usepackage{ibycus4}の1行を加えます。
* LaTex2e は、書式が変っているので、\input{...} は使いません。
ギリシア語の開始−終了を示すには、
\begin{greek} ....... \end{greek}をつけます。
* マニュアルには、\greek{ギリシア文字} でよいと書いてありますが、試した所、 うまく行かない場合がありますので、上の書式を使って下さい。
具体的な書式は、たとえば次のようになります。
--[foo.tex]----------------------------------------
\documentclass[12pt]{jarticle}
\usepackage{ibycus4}
\begin{document}
(日本語・欧文など)
\begin{greek}
(ギリシア語)
\end{greek}
(日本語・欧文など)
\end{document}
---------------------------------------------------
各文字の記述法、アクセント・気息記号のつけ方などの詳細については、 Ibycus4 パッケージに同梱されている README を参照してください。
このようにして保存されたファイルは、
が TeX 形式に変換されている。
---------------------------------などを追加します。
\documentclass[12pt]{jarticle}
\usepackage{ibycus4}
\begin{document}
\end{document}
----------------------------------
e.g.
% platex foo.tex
% dvi2ps foo.dvi > foo.ps
% lpr -P ps-printer foo.ps
そのようなときは、~/cgreek-emacs20/dotemacs.el 内の
;(set-fontset-font "fontset-myfontset" 'cgreek "*MuleCGreek-1")という行の myfontset という部分を使用したいフォントセット名で置き換え、 さらに先頭のセミコロンを削除して下さい。
なお、「フォントセットが何を意味するのかはわからないが、 とにかく14ドットや24ドットのギリシア文字が使いたい」という人は、 ~/.Xdefaults に次の3行を入れて X Window を再起動して下さい。
Emacs.Font: fontset-standardその後 Emacs を起動し、 その上でシフトキーとマウスの右ボタンを同時に押して出てくるメニューから small あるいは large を選択して下さい。
Emacs*Fontset-0: -*-*-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-fontset-small
Emacs*Fontset-1: -*-*-medium-r-normal--24-*-*-*-*-*-fontset-large
また起動時の文字サイズを変更したい場合は、一番上の
Emacs.Font: fontset-standardという行を
Emacs.Font: fontset-smallあるいは
Emacs.Font: fontset-largeに変更して下さい。
ドット数の多いフォントを作る方法は、主に2種類に分けられます。
(cons '(cgreek (normal bdf "cgreek24.bdf" MuleCGreek 1))という行の cgreek24.bdf という部分を、 新しい bdf フォントファイルの名前で置き替える必要があります。
(setq-default cgreek-highlight-switch t)という1行を挿入します
(setq cgreek-greek-text-property 'underline)という1行を挿入します
(make-face 'cgreek-myface)
(set-face-foreground 'cgreek-myface "magenta")
(set-face-background 'cgreek-myface "lightgreen")
(set-face-underline-p 'cgreek-myface t)
(setq cgreek-greek-text-property 'cgreek-myface)
1行目と4行目はそのまま ~/cgreek-emacs20/dotemacs.el に入れます。
2行目と3行目の "magenta" と "lightgreen"
とが、文字の色、
背景色となります。(ダブルクオートを忘れないこと)
(色の名称は、rgb.txt などを参照のこと)
4行目で色の有無、アンダーラインの有無を指定します
最後が t : 色とアンダーラインの双方がつきます
最後が nil : 色のみがつき、アンダーラインはなし
(t と nil にはダブルクオートはつきません)
(global-set-key [f10] 'cgreek-greek-mode)のような記述を追加して下さい。 [f2] [f3] [f4] という部分を変更すれば、 それに応じたキーで切替えが行われるようになります。
(global-set-key [f11] 'cgreek-latin-mode)
(global-set-key [f12] 'cgreek-japanese-mode)
(setq cgreek-japanese-input-method "japanese-egg-wnn")メニューから Japanese Mode を選ぶと Wnn が起動するようになります。
(set-language-environment 'japanese)などと書くと MS-IME が使えるようになります。
(set-keyboard-coding-system 'sjis-dos)
(mw32-ime-initialize)
(setq mw32-ime-mode-line-state-indicator "[--]")
(setq mw32-ime-mode-line-state-indicator-list '("--" "[あ]" "[--]"))
(setq cgreek-japanese-input-method "MW32-IME")
ここでは、英・独・仏・西・伊などのヨーロッパ諸言語、古典ギリシア語、 日本語を同時に混在して使用する環境において、 どの日本語コードを使用すべきかを述べます。
* 各文字コード体系についての詳細は、錦見美貴子、高橋直人、戸村哲、半田剣一、桑理聖二、向川信一、吉田智子著 『マルチリンガル環境の実現 -- X Window/Wnn/Mule/WWWブラウザでの多国語 環境』1996, プレンティスホール (ISBN 4-88735-020-1)を参照してください。
1.0 JIS コード
日本語には、漢字、ひらがな、カタカナなど多種多彩な文字があります。 文字の総数は数千のオーダーになるので、とても1バイトでは表しきれません。
そこで、8ビット中の下位7ビットを使用し、ASCII 文字の内の Control Code 領域(00h〜1Fh)を除外した 94 個の1バイト文字2個 (ないし3個) で日本語文字を表現する文字コード体系が制定されました。 これが、JIS コードと呼ばれるものです。
JIS コードの規格としては、JIS X0201-1997(ローマ字)、JIS X0201-1997 (片仮名)、JIS X0208-1976,-1983,1997, JIS X0212-1990 が定められています。
けれども、JIS コードを単純に並べただけでは、 ASCII 文字と日本語とが混在したテキストを扱うことはできません。 「どこからどこまでが ASCII文字なのか」、 「どこからどこまでが2バイト全角文字なのか」が分からないからです。
そこで、この問題を解決するために、様々なコード体系が考案されました。
1.1 ISO-2022-7bit
ISO-2022-7bit は、JIS コードそのものには手を加えず、 ASCII 文字と全角文字との境界に「ここからは全角文字の始まり」、 「ここからは ASCII 文字の始まり」を示す特殊文字の並び (ESC Code で始まる) を挿入するものです。
このコード体系は、次のような特徴を持っています。
1.2 EUC Code
正式名称で「日本語 EUC コード」と呼ばれるもので、 別名「拡張 UNIX コード」などとも呼ばれます。
このコード体系は、2バイト全角文字の上位バイト、下位バイトそれぞれの bit 7 を立ててASCII 文字と区別することによって、 ASCII 文字と全角文字との混在を実現しようとするものです。
EUC コードには、日本語 EUC コードの他に、韓国語、 中国語 EUC コードがあります。
このコード体系は、次のような特徴を持っています。
1.3 Shift JIS Code
JIS コード(JIS X0208-1990)を特定の変換規則によって変換 (= shift) し、 その第一バイトを80h〜9Fh, E0h〜FFhに納めることによって、 日本語半角カナ文字 (A0h〜DFh)をも同時に使えるようにしたコード体系です。
Microsoft MS-DOS, MS-Windows で採用されています。
このコード体系は、次のような特徴を持っています。
2.0 マルチリンガル環境で使える日本語文字コード
以上の説明から明らかなように、EUC Code および Shift JIS Code の環境では、 使用可能な文字は、ASCII文字、日本語全角文字、(半角カナ) のみです。
したがって、これらに加えて、ギリシア文字を使おうとすると、 使用可能な日本語文字コードの体系は、 ISO-2022-7bit のみということになります。
というわけで、本「Emacs-20 古典ギリシア語パッケージ」を使用する場合には、 日本語文字コードを ISO-2022-7bit に設定することをお勧めします。
3.0 Emacs 内部コードと日本語文字コード
多国語エディタ Emacs は、様々な言語の同時処理を可能にするため、 様々な言語の文字コードを、キーボードからの入力、ファイル読み込みなどの際に、 独自の内部コードに変換して処理します。
この変換は自動的に行われるので、たとえば、Emacs の設定が 日本語 EUC コードに設定されていたとしても、Emacs は、ほとんどの場合、 ISO-2022-7bit や Shift JIS で書かれたファイルを正しく読み取ります。
しかし、ウムラウトやアクサン、ギリシア語などがこれに加わると、 時折文字化けが起こったりします。
* 私 (水落) は、Mule (Emacs) を使い初めの頃、文字化けに悩まされ、 「どうも Emacs はあまり賢くないな」などと思ったものでしたが、 それは、日本語文字コードの設定不良によるものでした。
したがって、文字化けを起こさずに、 マルチリンガルファイルを読み書きするためには、 Emacs の文字コードの設定を ISO-2022-7bit にしておく、 というのが望ましい方法です。
3.1 Emacs での設定
指定通り、 ~/.emacs の最後に
(load "~/cgreek-emacs20/dotemacs")という1行を追加していれば、 coding-system は自動的に ISO-2022-7bit に設定されます。 何らかの理由でデフォルトの coding-system を ISO-2022-7bit 以外に変更している場合は、 多言語ファイルをセーブする前に C-x RET f ISO-2022-7bit RET と明示的に coding-system を指定して下さい。
以下に掲載するのは、古典ギリシア語環境作成のための Mailing List で、 ギリシア語キーボード配列を決めるに際して、 水落が、Mailing List に流したドキュメントです。 キーボード配列の詳細、 配列決定に際しての考え方などについて述べています。 キーボード配列に疑問をもったときなどに読んでいただければよいと思います。現在の Emacs-20 用キーボード配列と異なる部分は 赤字 で示してあります。
0. 序
< Mule 古典ギリシア語キーボート配列 > を送ります。
前回の「試案」を書いてから、
・NEC PC-9800 シリーズ用 KOA-TechnoMate のギリシア語キー配列
・Mule の現代ギリシア語のキー配列
・IBM の技術資料に出ているさまざまなキーボードの配列
・ドイツで買った技術書 >PC-Intern< に出ているヨーロッパ関係の
キーボード配列
などとにらめっこしながら、欧文 101/102 Keyboard と日本語106 Keyboard
のキー配列を紙に書き、何回となく書いたり消したりの試行錯誤を重ねてよ
うやくこの試案にたどりつきました。
この配列を決定するにあたっては、小生の
・KOA-TechnoMate の使用経験
(この配列は Mule の現代ギリシア語の配列とかなり似ています)
・MS-Windows上の WinGreek の使用経験
を踏まえて慎重に考えましたが、結果的に、ブラインド・タッチが可能なユ
ーザにもそうでないユーザにも、結構使いやすい配列ができたのではないか、
と自負しています。ご検討ください。
古典ギリシア語は、気息記号やアクセント記号の付加の度合いが、現代ギリ
シア語や他の欧文とは比較にならないくらい多いので----これに匹敵するの
は母音記号つきのヘブライ語位でしょうか----、これらの付加記号が入力し
にくい位置に配置されていると、入力作業が極めて苦痛になります。
しかも、欧文 101/102 Keyboard と日本語106 Keyboard とで、記号等の位置
が全く変わってくるものもある、ということで、作業はかなり困難でした。
1. 全体的な方針
1.1. 古典ギリシア語のキー配列は、コンピュータ上で古典ギリシア語を扱うため
の事実上の標準である Thesaurus Linguae Graecae (TLG) を扱えるものとす
る。
1.2. キーボードの配列は、特定のキーを打鍵したときに出力される文字(=ASCII
文字) に対応するものとして定義する。したがって、英語 101 Keyboard と
日本語 106 Keyboard とでは、記号等の配列が異なってくるが、本案では、
両者の相違が、実用上最小限になるように考慮した。
1.3. アクセント記号・気息記号の入力は、dead key 方式ではなく、overstrike
方式とする。
i.e. まず、アルファベットを入力し、その後気息記号・アクセント記号
を入力する方式
1.4. 同一のアルファベットに複数の気息記号・アクセント記号が付加される場
合には、アルファベットを入力したのち入力される複数の気息記号・アクセ
ント記号の順序は自由とする。
i.e. a.アルファベット+気息記号+アクセント記号、の順序
b.アルファベット+アクセント記号+気息記号、の順序
のいずれをも可能とする。
1.5. トレマ記号の入力は気息記号に準ずる
1.6. alpha, eta, omega に付加される下書きイオタの入力は、alpha, eta,
omega の直後とする。これにさらに気息記号・アクセント記号が付加され
る場合の入力順序は、前掲 2. および 3. と同様とする。
1.7. アクセント記号付きの大文字は、活版印刷本の場合と同様に、まずアク
セント記号・気息記号を打ち、ついでアルファベットを入力するものと
する。つまり、気息記号・アクセント記号1文字、アルファベット1文
字の計2文字として表示され、アルファベットの上部に気息記号・アク
セント記号が付加されることはない。
1.8. 各ギリシア文字アルファベットのキーボード上の配置は、同等の音価を
もつラテンアルファベットに対応させる。
alpha ==> A/a
beta ==> B/b
gamma ==> G/g
zeta ==> Z/z
phi ==> F/f
xi ==> X/x
chi ==> C/c etc.
1.9. ラテンアルファベットにないギリシア文字は、文字形態の似たラテンア
ルファベットのキーに対応させる。
theta ==> Q/q
omega ==> W/w etc.
* TLG の対応表、WinGreek の配列がこのようになっていて、大変覚え
やすく、慣れるのが早い。
1.10. 古字は使用頻度が少ないと思われるので、最上段左側の shift key と
して定義する。
sampi, digamma, stigma, koppa, etc.
1.11. smooth breathing -- rough breathing / grave accent -- acute
accent のそれぞれの対は、それぞれ同一キーの non shift key と
shift key に定義する。
smooth breathing: non shift accte accent : non shift
rough breathing: shift grave accent : shift
1.12. その他の付加記号、i.e. 曲アクセント、下書きのイオタは、使用頻度
が高いので、打ちやすい位置のキーに定義する。
1.13. ただし、ブラインド・タッチができない使用者のために、気息記号・ア
クセント記号のキーを可能な限り類似のキーにも定義する。
----------------------------------------------------------------------------
2. キーボード配列
2.1 アルファベット
---------------------------------------------------------------
ASCII(Key Top) Greek (Shift) Greek (Non Shift)
---------------------------------------------------------------
A [ALPHA] [alpha]
B [BETA] [beta]
C [CHI] [chi]
D [DELTA] [delta]
E [EPSILON] [epsilon]
F [PHI] [phi]
G [GAMMA] [gamma]
H [ETA] [eta]
I [IOTA] [iota]
J [iota subscriptum] [sigma (word end)]
K [KAPPA] [kappa]
L [LAMBDA] [lambda]
M [MU] [mu]
N [NU] [nu]
O [OMICRON] [omicron]
P [PI] [pi]
Q [THETA] [theta]
R [RHO] [rho]
S [SIGMA] [sigma]
T [TAU] [tau]
U [YPSILON] [ypsilon]
V [rough breathing] [smooth breathing]
W [OMEGA] [omega]
X [XI] [xi]
Y [PSI] [psi]
Z [ZETA] [zeta]
---------------------------------------------------------------
* [] 内の大文字は Capital
2.2 数字
現在のバージョンでは、ギリシア語モードで数字キーを打つと
ギリシア文字集合の数字ではなく、
ASCII の数字が入るようになっています。
両者は外見上区別がつきにくいのですが、
ギリシア文字をハイライト表示されれば確認することができます。
---------------------------------------------------------------
ASCII(Key Top) Greek Letter Code in Greek Font Set
---------------------------------------------------------------
1 1 {31h}
2 2 {32h}
3 3 {33h}
4 4 {34h}
5 5 {35h}
6 6 {36h}
7 7 {37h}
8 8 {38h}
9 9 {39h}
0 0 {30h}
-------------------------------------------------------------------
2.3 記号・句読点
* ほぼ、英語 101 Keyboard の順に配列してあります。
-------------------------------------------------------------------
ASCII(=Key Top) Greek Letter Code in Greek font Set
-------------------------------------------------------------------
[tilda] {7Eh} [tilda] {7Eh}
` {60h} [rough breathing] {60h}
! [SAMPI] {22h}
@ [question mark] {3Fh}
@ [ASCII @] N/A
# [DIGAMMA] {23h}
$ [STIGMA] {24h}
% [qoppa] {25h}
^ [circumflex accent] {5Eh}
& [QOPPA] {26h}
* * {2Ah}
* [ASCII *] N/A
( ( {28h}
) ) {29h}
_ [under bar] _ [under bar] {5Fh}
_ [under bar] _ [ASCII _] N/A
- [dash] - [dash] {2Dh}
+ [KOME-JIRUSHI] {2Bh}
= = {3Dh}
= [ASCII =] N/A
{ { {7Bh}
{ [ASCII {] N/A
} } {7Dh}
} [ASCII }] N/A
[ [ {5Bh}
] ] {5Dh}
: [upper dot] {3Ah}
; ; [Gr.question mark]{3Bh}
" [trema] {40h}
' [smooth breathing] {27h}
| | {7Ch}
| [ASCII |] N/A
\ [circumflex accent] {5Eh}
< < {3Ch}
, , {2Ch}
> > {3Eh}
. . {2Eh}
? [grave accent] {5Ch}
/ [acute accent] {2Fh}
-------------------------------------------------------------
3. 付 記
3.1. ギリシア語のアルファベットはラテン文字のそれよりも少ないので、
'j','J', 'v', 'V' の部分が余ります。そこで、これらに、語末シグマ、
下書きイオタ、気息記号を定義しました。
j ==> [sigma (word end)]
J ==> [iota subscriptum]
v ==> [smooth breathing]
V ==> [rough breathing]
V/v に気息記号を定義することについては、大分迷いましたが、現在 MS-
Windows で使っている Win Greek では、キーボードに慣れて来るにつれて
ここに定義されている下書きイオタ付きの文字をこのキーで入力すること
はなくなってきたので、こう決断しました。
これら2つの気息記号は、極めて使用頻度が高いので、左人差し指に割り
振ってもよいと思います。
3.2. アクセント記号については、
/ ==> [acute accent]
? ==> [grave accent]
\ ==> [circumflex accent]
と定義してあります。'/' と '?' は、英語 101 Keyboard と日本語
106 Keyboard で配列が同じですし、'\'[yen / back slash] は、いずれ
のキーボードでも右小指で打つことができるので、打ちにくくなること
はないだろうとの判断です。
3.3. 上記2項で定義された気息記号とアクセント記号の2対、すなわち、
[smooth breathing] - [rough breathing]
[acute accent] - [grave accent]
は、それぞれ同一キーの non shift と shift に定義されているので、ブ
ラインド・タッチでの打鍵が容易です。
3.4. しかし、ブラインド・タッチができない使用者のために、次の3つの文字
については、Key Top に書かれている文字と類似のキーにも定義しました。
' ==> [smooth breathing]
` ==> [routh breathing]
^ ==> [circumflex accent]
したがって、上記3つの記号については、それぞれ2つのキーで入力が可
能です。
なお、` ==> [routh breathing] は、101 Keyboard では、最上段左隅の
キーとなりますが、これは 'V' のキーでも打てるので、構わないと思い
ます。
3.5. Trema は '"'[double quotation] キーに定義してあります。
[double quotation] は、101 Keyboard と 106 Keyboard とで全く位置が異
なりますが、Trema は使用頻度が低いので、106 Keyboard の場合、最上段
左から2番目でもそれほど問題ないでしょう。
3.6. 以上の配列では、sampi, digamma, stigma, koppa などの古字も入力でき
るので、これらの文字が使われる古い文献や、これらの文字にアクセント
記号等がついて(*) 数字として使われる場合にも対応できます。
(*) この場合に付加される記号は、古字の上につくことはないので、
2文字として並置されていれば、それでよい。
3.7. この配列では、ギリシア語フォントセットで定義してある「左下向き矢印」
{21h} が入力できません。(それ以外の文字はすべて入力可能です。)
しかし、この文字はあまり用途があるとも思えないので、この配列に決め
ました。
http://www.tlg.uci.edu/~tlg/にあるドキュメントを参照。
〔フォント関係〕
〔Mule 関係〕
〔TeX 関係〕
q.0-0.
今まで、MS-Windows でギリシア語を使って来たのですが、MS-Windows
環境で作成されたファイルはこの環境で使えるのでしょうか。
a.0-0.
Emacs-20 Classical Greek 環境で採用している cgreek??.bdf フォントは、
MS-Window で広く使われている sgreek.ttf と文字の配列を同じにしてあります。
従って、ギリシア語のみのテキストは、メニューバーの
"CGreek > Open File > 8bit Format" で読み込むことが可能です。
ギリシア語と独・仏・日などの混在テキストは、
コンバーターを書けばよいわけですが、ウウム、
まだやっていません。(誰か作ってくれませんか....)
q.0-1.
キーボードは何が使えますか。
a.0-1.
デフォルトのギリシア語配列は、英語 101 キーボード /
日本語 106 キーボードの双方を考慮して作成してありますので、
そのいずれでも使えます。
q.0-1.
日本語入力システム (FEP) を変更したいのですが。
a.0-1.
デフォルトの日本語入力メソッドは Quail の "japanese" パッケージですが、
これを Wnn や SJ3 に変更したい人もいると思います。
Meadow ユーザの中には MS-IME が使いたい人もいるでしょう。
Unix 上で Emacs-20.5 およびそれ以降を使っているなら、
「たまご Ver.4」が使用可能です。
http://www.m17n.org/tamago/index.ja.html を参考に「たまご Ver.4」
をインストールした後、~/.emacsに次の1行を入れて下さい。
(setq cgreek-japanese-input-method "japanese-egg-wnn")
メニューから Japanese Mode を選ぶと Wnn が起動するようになります。
Meadow を使っている場合は ~/.emacs に
(set-language-environment 'japanese)
などと書くと MS-IME が使えるようになります。
(set-keyboard-coding-system 'sjis-dos)
(mw32-ime-initialize)
(setq mw32-ime-mode-line-state-indicator "[--]")
(setq mw32-ime-mode-line-state-indicator-list '("--" "[あ]" "[--]"))
(setq cgreek-japanese-input-method "MW32-IME")
q.0-2.
私は、カナ入力派なのですが....
q.0-2.
残念ながら Quail にはカナ入力用のメソッドが用意されていませんが、
その他の日本語入力方式なら、それぞれの configuration file
を書き換えることで可能になります。
設定の仕方については、それぞれのマニュアルを参照してください。
(ちなみに、私(水落)もカナ入力で Wnn6 を使っています。)
q.1-0.
インストール後、Emacs を起動してみると、
メニューバーに CGreek の文字がありません。
a.1-0.
次のいずれかが原因です。確認してみてください。
(load "~/cgreek-emacs20/dotemacs")という1行が追加されていない。 あるいは、その書式に誤りがある。
q.1-1.
正しくインストールしたつもりなのですが、
ギリシア語モードに移行して文字を打っても、
四角い枠が表示されるだけでギリシア文字が出てきません。
a.1-1.
X Window System のギリシア語フォントの設定に誤りがあります。
次の事項を確認してください。
xset fp+ ~/cgreek-emacs20/bdfという行が含まれているかどうか。
q.1-2.
Emacs での Lisp ファイル (*.el) は、
バイトコンパイルすると速くなると聞きました。
バイトコンパイルはどのようにして行うのですか。
a.1-2.
ふたつのやり方があります。
q.2-0.
Emacs で日本語とドイツ語やフランス語が混在した文書を作成・保存し、
それを再び読み込むと、文字化けしてしまいます。どうしてでしょうか。
a.2-0.
Emacs での coding-system の設定が ISO-2022-7bit
になっていないものと思われます。
~/.emacs の最後に
(load "~/cgreek-emacs20/dotemacs.el")という1行が追加されていることを確認してください。 ([ 付録-2. マルチリンガル環境における日本語文字コードについて ]を参照してください。)
なお、次の仕方で読み込み時の日本語コードを指定することができます。
C-x RET c <coding-system> RET C-x C-f <filename> RET
q.2-1.
(削除)
q.2-2.
独・仏などが打てる quail モードで、たとえば、
i の次に一重引用符 ' を打とうとしたら、
アクサン・テギュ付きの i になってしまいました。
この文字のならびをストレスなく打てる方法はないでしょうか。
a.2-2.
アクサン・テギュ付きの i になったところで、
もう一度一重引用符 ' を打って下さい。
他の記号に関しても同様です。
q.3-0.
(削除)
q.3-1.
TeX のパッケージをダウンロードしようと、ftp サイトに行ったのですが、
余りにもファイルの数が多く面倒です。うまい手だてはないでしょうか。
a.3-1.
ftp コマンドを拡張した
ncftp というコマンドがあります。
これを使えばディレクトリ名を指定するだけで、
そのディレクトリ以下のすべてのファイルをダウンロードすることができます。
使用法は
% ncftp ftp.riken.go.jpなどとするだけです。なお、ncftp のオリジナル配布元は、
> cd /pub/CTAN/language/greek
> get -R ibygrk
ftp.probe.net/pub/ncftp/です。
q.5-0.
ギリシア文字のフォントが気に入らないので手直ししたいのですが。
新たなフォントを作って、それを使いたいのですが。
a.5-0.
xfed2 というフォント・エディタを使えば、
フォントの作成・変更は自由にできます。大体の手順は次の通りです。
% xfed2 another14.bdfでフォント・エディタを起動し、 フォントを手直しする。
q.6-1.
ギリシア文字のキーボード配列を変更したいのですが。
a.6-1.
ギリシア語環境がインストールされた状態で、
cgreek-quail.el を Emacs に読み込んでみてください。
後半部分に、一行に一個の並びで、
(<キーストローク> ?<表示されるギリシア文字>)の対応表が並んでいますので、Emacs 上でそれを変更してください。 ただし、これは慎重にやらないと入力できない文字が出てきたりしますので、 予め配列を紙に書くなどして十分推敲の後、行って下さい。
q.6-0.
文書末尾で、
下矢印を押すと新しい行がどんどん追加されて行くのが嫌なのですが。
a.6-0.
~/.emacs ファイルに次の一行を追加してください。
(setq next-line-add-newlines nil)
q.6-1.
現在編集中の行番号を表示したいのですが。
a.6-1.
デフォルトで表示されるはずです。
表示されない場合は、
~/.emacs ファイルに次の一行を追加してください。
(line-number-mode t)
q.6-3.
括弧を入力したときに、一時的にカーソルが移動して対応括弧を示してくれる、
マッチングの時間を短くしたいのですが。
a.6-3.
マッチング時間は、デフォルトでは、
どの OS にも対応できるように1秒に設定されています。
X Window System ではもっと短くすることができますので、
~/.emacs ファイルに次の一行を追加してください。
(setq blink-matching-delay 0.5)マッチングの時間が 0.5 秒になります。
q.6-4.
Emacs をしばらく使っていたら、ホームディレクトリに、いつの間にか
.saves- ......というファイルが沢山作られていたのですが。
a.6-4.
このファイルは、不慮の事故に備えて、
編集を中断した際の中断セッションの記録をとるものです。
これが必要なければ、~/.emacs ファイルに
(setq auto-save-list-file-prefix nil)を追加してください。
q.5-0.
Mule Classical Greek
のメーリング・リストに参加するにはどのようにしたらよいですか。
a.5-0.
本文に subscribe とだけ書いたメールを
mule-cgreek-request@etl.go.jp 宛に送って下さい。
自分のメールアドレスは書く必要ありません。
q.5-0.
Mule Classical Greek
のメーリング・リストから脱退するにはどのようにしたらよいですか。
a.5-0.
本文に unsubscribe とだけ書いたメールを
mule-cgreek-request@etl.go.jp 宛に送って下さい。
自分のメールアドレスは書く必要ありません。